いなみ矯正歯科医院

診療科目Medical department

診療科目

「なぜ矯正治療しかしないのですか?」
多くの方々から、こんなご質問をよくお受けします。
その答えは「矯正治療を必要とされる方々のご要望に、十分にお応えしたいから」です。
 歯科医療は、多くの専門分野に分かれています。
ならば専門分野に特化する事で、より質の高い治療を目指したい。
そんな思いから、治療内容を私の専門とする矯正歯科及びそれに伴う予防歯科に絞り込みました。
矯正歯科治療は公的健康保険適応外の自費(自由)診療です。

院長   稲見 佳大

矯正歯科医ってなに?普通の歯科医とどう違うの?

矯正歯科医になるためには、少なくともこれだけの過程が必要になります。
患者さんの大切な歯と体を治療するには、しっかりとした修練は必須です。
歯科医院もさまざま、医院選びはとても大切です。


●困った時に対応可能な歯科医院へ
歯科矯正治療は、通常月に1度の通院をしていただきます。 そのため月に1~2度決まった日に、アルバイトで矯正の先生が診察する形態の歯科医院もあります。
対して患者さんはお仕事や学業、部活などお忙しい中、継続しての通院です。 そこで予約の融通がある程度効くのは、矯正歯科医師が常駐している医院です。 定められた日にお時間の都合がつかず、期間が空いてしまっては治療に差し障りがあります。 また、治療は月1回程度ですが、装置は24時間ずっと付いています。 装置が外れてしまうなどの急なトラブルが起きた際、担当の歯科医師がいなければ対応できません。 診察が月に1~2度の医院では、対応を受けるまで長く待つこととなり、その間治療は後退します。 当院では緊急時に迅速な対応ができるよう、携帯番号もお伝えしています。 地域に根ざした診察をおこなうことで、患者さんが治療しやすい環境づくりをすすめています。

●抜歯について
矯正治療は医療ですから、専門家である歯科医師による、適切な検査と治療方針が不可欠です。 同時に、患者さんの希望に寄り添ったものであることも大切です。 つまり、治療方針を決定する際には
 ・メリット、デメリットをお伝えすること
 ・科学的根拠(エビデンス)に基づいたものであること
 ・それらに患者さんご自身が納得されること
が大切です。
矯正治療をおこなう際、歯を抜くことがあります。 全て歯科医師は歯を大切にし、歯を抜かずに済むことを考えます。 なのに抜歯するということ、それは技術や装置の問題ではありません。 患者さんの歯や骨格の状態による必要性、歯や歯ぐきがだめになるなどの健康への悪影響、そうした理由によるものです。
患者さんにとっても、歯を抜かずに治療できれば喜ばしいことです。 しかし抜歯しないというメリットのみを伝え、デメリットを伝えない。 エビデンスに基づいていない治療をおこなう。 それでは本当の意味での、患者さんのメリットにはなりません。 抜歯が必要なのであれば、抜歯するメリットデメリットを。 抜歯が不要なのであれば、抜歯しないメリットデメリットを。 きちんとお伝えする誠実な歯科医師でありたいと考えます。

●治療方針や治療期間、料金の説明
患者さんおひとりおひとり、お口の中やお顔の状態は違います。 ですから皆さんそれぞれに、最適な治療法と治療のゴールがあります。 最適な治療法とゴールが明確なら、治療方針や費用もある程度明確なのが当然です。 不必要な長期治療は、治療法もしくはゴールが明確でないためです。 当院では、曖昧な治療方針、または取りあえずやってみるといった曖昧なご提案はいたしません。 治療方針や治療期間、料金について、明確にご提案いたします。 十分に納得され、安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。

●連携歯科医療(インターディシプリナリーデンティストリー)
医師が内科、整形外科、外科などに分かれているように、歯科医師にも専門分野があります。 むし歯の治療、抜歯、矯正、それぞれの専門家が力を合わせる。 そうすることで初めて、歯科矯正治療を成し遂げることができます。 こうした連携歯科医療の観点から、矯正治療をおこなわない一般歯科の歯科医師も多くいらっしゃいます。 専門分野以外のことは敢えてしないという、高い倫理観をお持ちだと思います。

矯正歯科を標榜する歯科医師として、専門分野の知識と技量を磨くとともに、他分野との密な連携に努めてまいります。