いなみ矯正歯科医院

保険のきく矯正治療Insurance

当院は、自立支援医療(育成・厚生医療)指定機関および、 顎口腔機能診断施設です。次の治療には保険を適用できます。

永久歯萌出不全が原因で起こる咬合異常に対する矯正治療

前歯及び小臼歯の永久歯のうち3本以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術という外科手術を必要とするものに限ります)に対する矯正歯科治療には、健康保険が適応されます。

顎変形症で外科手術をともなう矯正治療

上下骨格のズレが大きすぎて噛み合わせが不正になった状態で、反対咬合、開咬、顔面のゆがみなどの症状として現れた場合には、歯を移動(矯正治療)と外科手術を組み合わせて対処します。当院は、顎口腔機能診断施設です。顎変形症など外科手術をともなう矯正治療には、健康保険が適応されます。
外科手術については、当院の連携病院をご紹介し、当院院長と口腔外科医とが協力して治療にあたります。

口唇裂・口蓋裂など先天異常をともなう矯正治療

6歯以上の先天性部分無歯症や、口唇口蓋裂などの先天異常を認める場合、保険適応となります。口唇裂・口蓋裂とは、唇や上顎が結合せず割れてしまう病気で、日本人の場合、400~500人に1人の割合で出生するといわれています。生まれてくる時に割れていた口唇や口蓋を手術で縫い合わせることにより、上顎骨の成長が邪魔されたり、破裂部位の永久歯が欠如して 歯列不正が生じたりした場合には、矯正治療が必要になります。
※口唇裂口蓋裂の患者さまの場合、自立支援医療の指定を受ける医院で治療されると、自治体から治療費の補助があります。

■先天異常として厚生労働大臣が定める疾患
唇顎口蓋裂、 ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)、 鎖骨頭蓋骨異形成、 トリーチャ・コリンズ症候群、 ピエール・ロバン症候群、 ダウン症候群、 ラッセル・シルバー症候群、 ターナー症候群、 ベックウィズ・ウイーデマン症候群、 顔面半側萎縮症、 先天性ミオパチー、 筋ジストロフィー、 脊髄性筋委縮症、 顔面半側肥大症、 エリス・ヴァンクレベルド症候群、 軟骨形成不全症、 外胚葉異形成症、 神経線維腫症、 基底細胞母斑症候群、 ヌーナン症候群、 マルファン症候群、 プラダー・ウィリー症候群、 顔面裂(横顔裂、斜顔裂及び正中顔裂を含む。)、 大理石骨病、 色素失調症、 口腔・顔面・指趾症候群、 メビウス症候群、 歌舞伎症候群、 クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群、 ウイリアムズ症候群、 ビンダー症候群、 スティックラー症候群、 小舌症、 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群及び尖頭合指症を含む。)、 骨形成不全症、 フリーマン・シェルドン症候群、 ルビンスタイン・ティビ症候群、 染色体欠失症候群、 ラーセン症候群、 濃化異骨症、 6歯以上の先天性部分無歯症、 CHARGE症候群、 マーシャル症候群、 成長ホルモン分泌不全性低身長症、 ポリエックス症候群(XXX症候群、XXXX症候群及びXXXXX症候群を含む。)、 リング18症候群、 リンパ管腫、 全前脳胞症、 クラインフェルター症候群、 偽性低アルドステロン症、 ソトス症候群、 グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)、 線維性骨異形成症、 スタージ・ウェーバ症候群、 ケルビズム、 偽性副甲状腺機能低下症、 Ekman-Westborg-Julin症候群、 常染色体重複症候群、 巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)、 毛 ・鼻・指節症候群(Tricho Rhino Phalangeal症候群)、 その他顎・口腔の先天異常